季節の花で認知症のリハビリができます。
ブログをご覧くださりありがとうございます。
認知症のリハビリやケアに携わって20年。
回想法が大好きな伊山です。
蝋梅、梅、沈丁花…と次々に季節の花が咲いています。
花を見て季節を感じたり、
漂う花の香りに、季節の移り変わりを感じたことはありませんか?
この季節の花が、今の季節や月日などを正確につたえるお役立ちアイテムになります。
今の時間、場所、月日、季節などを正確に伝えることを
「現実見当識訓練」
と言い、認知症のリハビリのひとつです。
認知症(特に、アルツハイマー型認知症)では見当識が障害されることが多いと言われています。
何月何日か
何曜日か
何時か
春夏秋冬のいつなのか
ここがどこなのか
話している相手が誰なのか
自分が誰なのか
などを意識しながら会話の中に取り入れ、正確な情報をお伝えし続けることで、
認知症の方の不安を和らげ、
BPSD(行動心理症状)を軽くする効果があると言われています。
お話をする時は、
「これ、何の花か分かる?」
「梅の花が咲くのは何月か分かる?」
「沈丁花が咲いたよ。今日は何月何日か分かる?」
と、たくさん質問することでプレッシャーをかけず、
季節の花を見たり、香りを楽しみながら、
「庭の梅の花が咲いたよ。」
「今日は〇月〇日。沈丁花の花が咲く季節よ。いい香りね。」
というように
●正確な情報をお伝えすること
●コミュニケーションをとること
●思い出話しにつながること
●五感を刺激すること
を心がけることがポイントです。
会話に花が咲いたり、知らなかった思い出話しにつながるかもしれません。
ぜひ、毎日の生活に取り入れてみて下さいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。