今年も元気に育っています。~園芸 その1~
ブログをご覧くださりありがとうございます。
認知症のリハビリやケアに携わって20年。
回想法とライフレビューが大好きな伊山です。
数年前から、夏にバジルとポーチュラカを育てています。
ポーチュラカは、たくさん増やして楽しんでいます。
バジルは、今年も苗を買おうと思っていたら、去年落ちた種から芽が出てきました。
(今もまだ次々に芽が出てきています☺)
バジルを使った新しい料理に挑戦したり、ソースを作ったりして楽しんでいます。
どちらもお世話が簡単で、園芸初心者の私でも育てられるところが気に入っています。
園芸や家庭菜園が趣味の方、農家の方、
今は何も育てていないけれど、昔は園芸が趣味だった方…
一度は何かしらの花や野菜を育てた経験があるのではないでしょうか?
花や野菜を育てることは、とても効果的な認知症のリハビリになります。
園芸の効果
●土や植物に触れる(触覚)、においを嗅ぐ(嗅覚)、野菜を味わう(味覚)、花を観賞する(視覚)など、五感が刺激されます。
●庭や花壇がなくても、プランターや植木鉢一つでできます。
(土が苦手な方、外に出ることができない方は水耕栽培でも。)
●水やりを習慣にして、太陽の光を浴びることで、ぐっすり眠れるようになります。
太陽の光を浴びる → セトロニンの分泌を促進 → 約15時間後にメラトニンが分泌 → よく眠れる
(アルツハイマー型認知症に方は、健常な高齢者に比べて、メラトニンの分泌量が少なくなると言われています。)
●季節の花や野菜を通して、失われがちな見当識に働きかけることができます。
●「水やりをする」、「草引きをする」、「収穫をする」…など、簡単で行ったことがある作業が多く、
失敗が少ないです。
●花や野菜のお世話や手入れをすることで、自分は誰かの役に立っていると感じることができます。
●園芸や農業の経験がある方は“人に教える”ことで、人の役に立ちイキイキすることができます。
(教えてくれたことに感謝の気持ちを伝えることで、快感や幸福感をつかさどるドーパミンが分泌され、より効果的です。)
●花や野菜を通して思い出話しをすることでイキイキすることができます。
(最近のことや今さっきのことは忘れても、昔のことは覚えていることが多いです。
昔のことを思い出し、話すことを回想法と言い、認知症に対するリハビリの1つになります。)
●水やりの機会や作った野菜・花を通じて、人との交流が増えイキイキすることができます。
(人との交流が認知症の進行を緩やかにし、認知症予防となります。)
この暑さでも、色とりどりの花を咲かせるポーチュラカと、
ぐんぐん成長するバジルに元気をもらう毎日です。
園芸はプラスの効果がたくさんですね!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。